夢か、うつつか、幻か・・・。 架空の男子高校生の日記。
ふぁんと夢
マトリョーシカ
2006-12-05-Tue  CATEGORY: 未分類
一週間ほど前、左の手の甲に小さな丸いイボが出来ているのに気がついた。
ちょこちょこいじっていたせいか、イボは日が経つにつれ大きくなり
今では大きなスーパーボールほどの大きさまでに成長した。

しかも先ほどから熱を持ち始め、イボの部分の皮膚だけが赤黒く変色し
血管がどくどくと波打っている。

さて、どうする?

しばらく考えて、オレは台所から果物ナイフと底の深い鍋を持ち出した。

「何か変な病気かもしれないから病院へ行かなきゃ」
という正気な自分より

「このイボの中身を見てみたい」
という異常な自分の好奇心が勝ってしまったのだ。

オレは鍋の中に左手を入れて血しぶきが飛ばないようにすると
果物ナイフを軽くライターであぶってから
イボに突きつけた。

ぷちゅっという熟れたほおずきをつぶすような音がして
イボはいとも簡単に破けた。

出血はほとんどせず、イボの中身であろう何かが
ぽとりと鍋の中に落ちた。

オレは中身を拾い上げようと手を伸ばしてはっとした。
それはもそもそと動いたのだ。
そして、それはヒトの形をしていたのだ。
しかも、それはオレそっくりの形をしていたのだ。
左手に大きなイボがあるところまでそっくりだ。

それの右手には果物ナイフ
左手に底の深い鍋を持っており
鍋の中に左手を入れて
果物ナイフを軽くライターであぶってから
自分のイボに突きつけた。

小さなオレそっくりのそれの左の手の甲からさらに小さな
オレらしきものが出てきた。
小さなオレそっくりのそれは
やはり中身を拾い上げようと手を伸ばしてはっとしたようだ。


なんだ?なんなんだこれは?

オレの胸の奥から強烈な好奇心が湧き上がり
理解不能なそのちいさなものを指でつまんだ瞬間
背中と脇腹に丸太を挟まれたような圧迫感を感じた。

痛みに耐えながら振り向くと

オレより大きなオレそっくりのものが
好奇のまなざしでオレのことを眺めていた。

オレはわけがわからなくなり
その大きなヤツに満面の笑顔を見せてやってから、気絶した。







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コメント

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コメントncy | URL | 2006-12-05-Tue 23:38 [EDIT]
小学生の頃 原子の構造って太陽系に似てるんだなぁ
銀河系にも似てるんだなー 
はっ! 大きなボクがいたりして
何気にプチっと潰したりするんじゃないかと
子供心にウツになったのを思い出しました
コメントヒガシノサカエ | URL | 2006-12-06-Wed 11:31 [EDIT]
おなじことを思ってたのは
自分だけじゃなくって安心しました。
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